テーマ株の楽しみ方

テーマ株発掘に有用な情報を発信してきます

テーマ株とはどのように付き合っていったらよいか?

f:id:incomeg:20181122143012j:plain

 

長期投資が一番良いのはわかるが・・・

歴史を振り返るとわかる通り、経営者の能力が高くて考え方もしっかりしている企業は、経済不況等で急落する事はあっても長期的には確実に株価が上がります。
そのため、投資の本質をよくわかっている有識者は決して短期投資は行うことなく長期投資に専念し、一度投資したらほったらかしにするような姿勢を推奨します。
たしかに、それは非の打ちどころのない考え方でまったく反論できない事ですが、せっかく口座を開設したのですから継続的に売買を行いたいのが投資家心理です

 

テーマ株(流行分野)内で低PBRの優良企業を見つける

株の売買が楽しくて趣味になっているとしても、上手く儲けられるかわからない銘柄に投資するのはおすすめできません。しかし、流行りのテーマ株とはこれまでの歴史が証明している通り、他の銘柄・分野に投資するようも明確に儲かりやすい傾向です。

 

そのため、どうしても長期投資に集中できず短期・中期投資も交えたい場合は、今後、テーマ株として人気が出そうな分野をいち早く見つける努力をする事をおすすめします。そして、もし絶対に脚光を浴びると思える業界の中に、PBRの低い企業があったらそちらに注目してみてください。PBRの高い企業は保有するのに勇気がいりますが、低PBR銘柄はそれ以上の大幅な株価下落を心配せず、ある程度銀行預金に近い感じで保有できるのが私のリアルな実感です。
あとは、予測通り脚光を浴びてその企業の株価が上がったら大きな利益を上げられますし、上がらないままブームが去っても特に大きなダメージを受けません。

 

何割くらいまでならテーマ株に投資していいか?

株式投資とは本来、企業を応援するもののため、短期・中期投資はそんなに好ましくないものです。そのため、どんなテーマ株で儲けた実績があるとしても、長期保有するはずだった企業の株をすべて売却してテーマ株投資に100%集中するような事はしてはなりません。では、長期投資を基本としつつ、テーマ株への短期・中期投資も交えたい場合、最大何割くらいまでなら許容範囲でしょうか。

 

人によって考え方は異なるものの、株式投資は「欲張りすぎない事」が非常に重要なため、5割以下はもちろんのこと、2・3割までに留めておく事を推奨します。これを全投資家が実行できていれば日本企業は株価の動きを気にすることなく、長期投資家の下支えにより安心して経営をする事が可能です。そして、日経平均が上がりやすい環境が形成されれば、巡り巡って長期投資の成功確率が高まります。

 

ちなみに欲張りな私は初心者の頃、長期投資などには目をくれずに口座内の全資産を短期・中期投資にあてていました。テーマ株にもだいぶお金をかけていて稼げていたのは確かです。しかし近年、企業が保有年数が長いほど優待内容がよくなっていくシステムを導入し始め、いかに投資家に自社株を安定的にもっていてもらいたいのかがよくわかりました。
それからは、日本経済全体に貢献するためにも我慢して長期投資を基本とし、テーマ株などに対する短期投資は、2割程度に留めています。

何かと話題を集めているテーマ株!その魅力とは

f:id:incomeg:20181122143131j:plain

自らの分析も重要

テーマ株といえば、とりわけ個人投資家が好むジャンルです。日本の株式相場が盛況ぶりを見せる中において、特に売買数が伸びることでも知られています。私も新聞やネット上に掲載される記事を見て、テーマ株に飛びついてしまって苦い経験をしたことが幾度となくあります。
そのような自分自身の経験を踏まえた上で話しますが、自らでもテクニカルやファンダメンタルズをしっかりと把握した上で購入を決定した方が良いことは間違いありません。アナリストや投資アドバイザーなどの専門家の言葉をそのまま鵜吞みにすることなく、自分の視点を持つことが大切なのです。

 

そもそも、テーマ株とは今が旬の話題性を持った株式ということができるのではないでしょうか。例えば、近いところでいうと「人工知能」や「ロボット」などが挙げられます。関連する銘柄を購入しておくことで、大きな値上がりが期待できるというものです。

 

タイミングを逃すことなく売買を

「もうはまだなりまだはもうなり」という格言を耳にした人もいるのではないでしょうか。この格言が表すように、投資のタイミングは実に難しいということができます。今が買い時だと思っても実は既に買い時は過ぎてしまっているというケースも少なくありません。

 

テーマ株についても、多くの人が取り上げる前に仕込んでおくことが重要なポイントであることは間違いないでしょう。テーマ株の特徴でもあるのが、その値動きのスピードの速さです。通常の株式よりも数倍の速さで乱高下することも多く見られます。
購入に意欲を見せているのは、個人投資家だけではないという点も念頭におかなければいけません。機関投資家や外国人などが大規模な注文を入れてくることが多いため注視しておくことが大事です。私もこのスピードの速さについていくことができずに失敗をすることになりました。

 

目先の動きに振り回されることない投資行動を

株式投資を成功に導くためには、投資家の強い気持ちも必要です。「この銘柄であれば間違いない」という判断を持ったならば、ある程度の覚悟で対峙することが重要といえます。
先述した通り、テーマ株については、通常銘柄よりも大きく乱高下することが予想されます。そのような時にも慌てることなく自らの投資戦略を信じて待つことができるかが重要なポイントといえるでしょう。

 

信用取引をしている人以外は、値上がりをじっくりと待つというスタンスも大切です。目先の株価の上下の動きに一喜一憂することなく、ある程度のスパンで見ていくことも大事といえます。

テーマ株は業界分析をした上で最も条件が良い企業に投資する

f:id:incomeg:20181122143329j:plain

テーマ株は投資メディア・投資家から熱視線を浴びる

テーマ株というものは投資情報雑誌でよく特集が組まれる事で知られ、読者側もそういった特集を楽しみにしている傾向です。全国の投資家たちが愛読している事で知られる業界地図系の書籍でも、注目の業界は最新版にて自動車業界などに先駆けて巻頭で特集が組まれます。

 

近年で言うと2020年の東京五輪開催決定以降、五輪関連株は投資メディアが積極的に特集を組んでいるほか投資家たちもかなり注目しています。少し前でいうと、東京スカイツリー(東武グループの所有物)建設がスタートして以来、グループの中核企業・東武鉄道は極めて高い注目を集めました。
なお、なぜこんなに注目されるかというと、歴史を振り返れば様々なテーマ株が実際にアウトパフォームを記録してきたためです

 

テーマ株のメリットとデメリット

注目度の高いテーマ株は、何か少しでも好材料があるとニュースを通じて幅広い人達から注文が入って値上がりしやすいようなところがあります。
逆に、様々なメディアを通じて注目度が高い関係で各社の株価が下がりにくいという側面もあるためリスク低めで、安心して投資しやすい傾向です。ただし、一過性な部分があるのがデメリットで、ブームを過ぎたらアウトパフォーム状態は元に戻ってしまいますので、長期間得し続けられるわけではありません。

 

また、メディアが飛びつく前・飛びつき始めた頃など早い段階で買って喰事が大事にタイミングを間違えてはなりません。例えば急騰してから購入した場合、タイミングを間違えるとブームが去って株価が急落する中で大きな損失を抱えてしまうリスクが生じます。
ちなみに、私は急落によって大損をした事はないものの、既に急騰している状態で買ってしまったため特に得する事も出来ずに売却してしまったことが何度もあります。そのため、これからはテーマ株として今後注目が集まりそうな分野自体をまず予測する事を大事にしたいと思っています。

 

面倒でも業界全体を細かく分析する

テーマ株の人気はそんなに長く続くものではなく、ブームが去ったら2度と投資候補にならない可能性もあります。そんな業界の事を調べ尽くすのは大変ですが、「世の中そんなに甘くない」「楽に儲ける方法はない」と割り切って真摯に業界分析を続けることが重要です。
そして、業界を完全に分析した中で一番条件が良いと思う企業に投資する形をおすすめします。ブームが去ったら2度とその業界と関わる事はないとしても、様々な業界を分析する癖をつけておくと、学んだ事があとあと何らかの形で役に立つ事を私は強く感じています。
もし業界分析をせずにテーマ株に投資してしまうと、自分が投資した銘柄より明らかにパフォーマンスが良い他の銘柄の値上がり具合に歯ぎしりする事になりかねません。

将来有望なテーマ株を手に入れる方法

f:id:incomeg:20181122143607j:plain

テーマの見つけ方と掘り下げ方が肝心

将来有望なテーマ株をみつけるために必要なことは、世間の注目があつまるテーマを人より早く見つけることが大切です

その為には、日頃ニュースを見たり、新聞を読んだりしてテーマを見つけることはもちろん。テーマを深く掘り下げて有望銘柄を探し出すことが大切です。

 

例えば、ネット通販の普及で物流業界が深刻な人手不足がニュースとなりました。
その際、すぐに高騰したのが宅配ボックスの製造メーカーなどでしたが、私は物流業界の仕事の効率化に関係するテーマ株を探しました。
具体的にはICタグなど、配送効率化に関する商品を展開するメーカーと、物流業界などに強い人材紹介業者に目を付け、数銘柄を購入したところ、約半年で大きなリターンを得ることができました。このように、テーマを探すと同時に、他の人がまだ注目していない関連株を見つけ出す能力を養うことが大切です

 

仕込むタイミングも大切

テーマ株の中には、季節変動が大きな銘柄があります。
代表的な例はインフルエンザ関連株と防災関連株です

 

インフルエンザ関連株は毎年冬になると値を上げはじめ、インフルエンザ流行のニュースが報じられると一気に高騰しますが、夏場には株価が調整し、値を下げる傾向にあります。

 

逆に、防災関連株は台風シーズンに高騰し、冬場は比較的落ち着いた値動きをする傾向があります。私はこの値動きに目を付け、インフルエンザ関連株は夏場に、防災関連株は冬場に仕込むことで、期待通りの利益を上げることができました。
テーマ株は株価が上がりだすと、心理的に手を出したくなりますが、そこは我慢して一度やり過ごすことができれば、有望株を安値で手に入れられる可能性が高まります

 

これからが楽しみなテーマ株

これから有望なテーマ株を見つけるには、環境問題をキーワードとすると良いでしょう。

 

近年、地球温暖化の影響による気候変動が顕著になり、温暖化対策は待った無しの状況になっています。全世界的に脱石油の動きは加速し、電気自動車への切り替え促進が急速にすすめられています。
このほか、発電に関しても風力やバイオマスなどの循環型エネルギーの活用が注目されており、普及促進が期待されます。
このほか、プラスチックゴミによる海洋汚染もクローズアップされるようになり、大手コーヒーチェーンなどがプラスチック製ストローを廃止するといった動きが大きく報じられていることから、生分解性プラスチック関連の銘柄も注目を浴びそうです。私も複数銘柄を保有しており、すでに値が上がり始めた銘柄も沢山あります。

 

このように、環境問題関連にテーマ株を探せば、将来有望な銘柄を見つけることができるでしょう。