テーマ株の楽しみ方

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テーマ株とはどのように付き合っていったらよいか?

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長期投資が一番良いのはわかるが・・・

歴史を振り返るとわかる通り、経営者の能力が高くて考え方もしっかりしている企業は、経済不況等で急落する事はあっても長期的には確実に株価が上がります。
そのため、投資の本質をよくわかっている有識者は決して短期投資は行うことなく長期投資に専念し、一度投資したらほったらかしにするような姿勢を推奨します。
たしかに、それは非の打ちどころのない考え方でまったく反論できない事ですが、せっかく口座を開設したのですから継続的に売買を行いたいのが投資家心理です

 

テーマ株(流行分野)内で低PBRの優良企業を見つける

株の売買が楽しくて趣味になっているとしても、上手く儲けられるかわからない銘柄に投資するのはおすすめできません。しかし、流行りのテーマ株とはこれまでの歴史が証明している通り、他の銘柄・分野に投資するようも明確に儲かりやすい傾向です。

 

そのため、どうしても長期投資に集中できず短期・中期投資も交えたい場合は、今後、テーマ株として人気が出そうな分野をいち早く見つける努力をする事をおすすめします。そして、もし絶対に脚光を浴びると思える業界の中に、PBRの低い企業があったらそちらに注目してみてください。PBRの高い企業は保有するのに勇気がいりますが、低PBR銘柄はそれ以上の大幅な株価下落を心配せず、ある程度銀行預金に近い感じで保有できるのが私のリアルな実感です。
あとは、予測通り脚光を浴びてその企業の株価が上がったら大きな利益を上げられますし、上がらないままブームが去っても特に大きなダメージを受けません。

 

何割くらいまでならテーマ株に投資していいか?

株式投資とは本来、企業を応援するもののため、短期・中期投資はそんなに好ましくないものです。そのため、どんなテーマ株で儲けた実績があるとしても、長期保有するはずだった企業の株をすべて売却してテーマ株投資に100%集中するような事はしてはなりません。では、長期投資を基本としつつ、テーマ株への短期・中期投資も交えたい場合、最大何割くらいまでなら許容範囲でしょうか。

 

人によって考え方は異なるものの、株式投資は「欲張りすぎない事」が非常に重要なため、5割以下はもちろんのこと、2・3割までに留めておく事を推奨します。これを全投資家が実行できていれば日本企業は株価の動きを気にすることなく、長期投資家の下支えにより安心して経営をする事が可能です。そして、日経平均が上がりやすい環境が形成されれば、巡り巡って長期投資の成功確率が高まります。

 

ちなみに欲張りな私は初心者の頃、長期投資などには目をくれずに口座内の全資産を短期・中期投資にあてていました。テーマ株にもだいぶお金をかけていて稼げていたのは確かです。しかし近年、企業が保有年数が長いほど優待内容がよくなっていくシステムを導入し始め、いかに投資家に自社株を安定的にもっていてもらいたいのかがよくわかりました。
それからは、日本経済全体に貢献するためにも我慢して長期投資を基本とし、テーマ株などに対する短期投資は、2割程度に留めています。